現在の日本ではまだまだ精神病の患者さんに対して偏見が強く、「精神科」と聞くだけでちょっと後ろ指さされるようなイメージを持つ人がいるのも正直なところです。
今では「精神科」というかわりに「神経科」とか「心療内科」とか「神経内科」などと名乗る場合もあるんです。「神経科」は「精神科」と全く同じものと思っても大丈夫そうです。
心療内科は、もともとは内科の1部門だったそうで、精神的な問題が原因でからだが病気になってしまう心身症に対する外来の治療を得意とするんだそうです。
例えば、胃潰瘍とか、過敏性の腸炎、ぜんそくやアトピーなどなど。
なので、ちょっと精神科とは違うような感じもしますよね。でも実際には精神科医が担当している場合も多く、中身は精神科とほぼ同じと考えてもいいみたいです。
神経内科は脳や神経のどこかに原因となる病変がはっきりしている病気を扱います。例えば脳血管障害とか痴呆症、パーキンソン病等です。このなかの一部の病気については精神科と守備範囲が重なるのですが内科の一部なので本当は精神科とは違うんです。
心療内科も神経科ももともとは精神科から派生してできたものなので大まかな部分は一緒です。
精神看護の分野もこういったいろいろな種類の精神関係の心療科で求められているんですね。
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